STRUCTURE 構造

地震エネルギーを吸収し、地震時のダメージを軽減する制震構造

地震エネルギーが建物に作用すると、建物の柱や梁などがそのエネルギーを負担し損傷を受けます。そこで、振動によるエネルギーを吸収する制震装置を建物内部に設置し、地震時のダメージを軽減するシステムが制震構造です。
※構造体概念CGは、図面を基に描き起こしたもので実際とは異なる場合があります。

粘弾性ダンパー

エネルギー吸収能力を持つ粘弾性ゴムにより制震効果を得ます。

粘性体制震壁

水飴状の粘性体を封入した装置で地震エネルギーを吸収します。

現場造成杭

掘削した地盤中に現場でコンクリートを打設する杭です。大口径杭とすることで大きな建物重量を支持することが可能で、地震に対する強度も確保されています。

タワーレジデンスを支え、暮らしを支える、強固な地盤と構造

家族とかけがえのない時間を過ごす居住空間も、すべては堅牢な建物とその土台のもとに。プレキャスト工法や高強度コンクリートなどが用いられ芯から強い建物の追及とともに、建物を支える杭が支持層まで確かに到達することにより、永きにわたって安心して暮らせる住まいが実現しています。

建物の重量を支え、強固な支持層に安定させる杭構造

将来的にも沈下の恐れが少ない、N値60以上という極めて硬い支持層まで杭が打設され、建物の巨大な重量を支え安定させています。また大きな重量を支える杭は、杭径を最大約4.2mまでスカート状に拡大する拡底杭にすることにより、支持層へ伝達する重量を分散させ、より安定した基礎が実現しています。

地上部の主要な柱と梁は、高精度なプレキャスト工法

あらかじめ工場で製造した鉄筋コンクリート部材を用いるプレキャスト(PCa)工法。寸法誤差が少なく精度の高い施工が可能です。「ブリリアタワー上野池之端」では構造架構の多くにプレキャスト工法が採用され、高精度な柱と梁が採用されています。
※建物低層部および地下部は在来工法となります。

鉄筋の錆発生を防ぐ、十分なかぶり厚

コンクリートは空気に触れると外側から徐々に中性化するため、中性化が鉄筋に至ると錆が発生して耐久性を損ないます。そこで構造体コンクリートについては、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚を適切な寸法とすることで耐久性が高められています。

硬く安定した洪積層が台地を形成する上野周辺の地盤

東京の地盤は、主に沖積層と呼ばれる比較的やわらかい地盤と、その下に位置する硬く安定した洪積層と呼ばれる地盤から成ります。「ブリリアタワー上野池之端」の杭は、洪積層の中でも特に強固な東京礫層が支持地盤となっています。

太い柱主筋と補強筋による強靭な躯体

主要な柱の鉄筋には、最大約41mmという太さの主筋が採用されています。さらにフープ筋※には、地震時により大きな変形が生じた場合でも耐力低下が小さい、鉄筋の継ぎ目を溶接した溶接閉鎖型せん断補強筋が採用されています。これらの鉄筋により柱の耐震性がより向上しています。
※高強度せん断補強筋を使用。

コンクリートの強度

設計基準強度は日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS5)により、100年は大規模な補修が不要と予想されるコンクリートの耐久設計基準強度30N/mm²をクリア。建物を支える全ての柱・梁・床に30N/mm²以上の強度のコンクリートが使用されています。また大きな荷重を支える低層部の主要の柱では最大で70N/mm²(約7,000t/m²)の荷重に耐える高強度コンクリートが使用されています。

構造の性能評価書並びに認定書の取得

「ブリリアタワー上野池之端」は建物の高さが60mを超えており、特別な個別認定を取得しています。まず、構造方法に関する「性能評価書」を取得し、その後、評価書をもって国土交通大臣へ個別認定の申請を行い、建築基準法に適合し、安全性が確かめられたものとして、大臣の認定を受けています。

二重床・二重天井

将来的な間取りの変更やメンテナンスに対応しやすい二重床・二重天井が採用されています。床下・天井内に、スラブ埋込配管に比べ十分な配管配線スペースが確保されています。末永く快適に暮らしていただけることを目指した構造です。上下階からの生活音や振動の伝わりに配慮され、住宅の床スラブ厚は約200mm以上が確保されています。

開口部からの音を低減するサッシ

各居室の開口部には、現地で測定された外部騒音データに基づいてT-1等級、またはT-2等級相当のサッシが採用されています。

住戸間の乾式耐火遮音壁

厚さ約260mmのコンクリート壁に匹敵する空気伝搬音に対する遮音性能を持ち、多くの超高層マンションに使用された実績を持つ、乾式耐火遮音壁が採用されています。

劣化対策等級3

建物の耐久性を高める対策を講じることで、住宅性能評価の劣化対策等級で最高の等級3が取得されています。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なる場合があります。
※物件画像は竣工時に撮影された画像となります。
※上記の内容は分譲当時のHP・パンフレットに記載されている内容を基に掲載しており、現状と異なる場合があります。